スポーツ中に出血した時の対処法

スポーツ中、グラウンドに擦ったり、転倒した時に石などで切ったりと様々な場面で出血をする可能性があります。

もし出血をしてしまった時の為に止血法を覚えておきましょう。

怪我をした直後、その場で行うことができるのは出血の応急的な処置です。

原則は直接圧迫止血法ですがそれでも止血出来ない時は他の方法も合わせて行いましょう。

直接圧迫止血法

出血している部位を直接圧迫する方法で、緊急止血法の基本です。

ガーゼやタオル・ハンカチなどで傷口を覆い、その上から強く圧迫する方法です。

一定時間圧迫し続ける事が重要で通常15分ほど圧迫してください。

止血しているかの確認で頻回にガーゼをめくってはいけません。

傷口に当てたガーゼなどが血液で汚れた場合、止血効果が弱まるので新しいガーゼを重ね圧迫を続けましょう。

また止血する時は血液に直接触れないように、ゴム手袋やビニール袋をして感染対策をしましょう。

間接圧迫止血法(止血点止血法)

腕や足の出血で、直接圧迫止血法で止血が困難な場合、出血場所より身体の中心に近い方の拍動が触知できる動脈を骨に向かって圧迫する方法です。

これには解剖学的知識が必要になります。

代表的な止血点
・脇の下(腋窩動脈)
・上腕の中央(上腕動脈)
・手首(橈骨動脈と尺骨動脈)
・鼠径部(大腿動脈)
・膝の裏側(膝窩動脈)


動脈によっては骨と骨の間を通っている場合があるので十分な止血効果が得られないこともあります。

動脈を閉鎖させ末梢への血流を遮断する方法の為、末梢循環障害がおこる可能性があるので長時間行うことはさけましょう。

また、動脈に並行して神経が走行しているので神経の圧迫によって重大な機能障害をおこさないように注意が必要です。


出血が少ない場合は水道水で傷口をしっかりと洗い流しましょう。

消毒液は組織の修復を妨げる場合があるのであまり推奨はされません。清潔な水での洗浄が基本です。

出血が多い場合は上記の直接圧迫止血法を行ってください。

一般に人間の全血液量は成人男性で体重の約1/13(8%)と言われています。

大量出血により循環血液量が減少すると全身の重要臓器に血流を維持できなくなる為、ショック状態になります。(出血性ショック)

出血により循環血液量が減少してくると交感神経が刺激され様々な症状が出てきます。

・脈拍が速くなる。
・皮膚が蒼白となり、手足が冷たくなる。
・冷汗がでる。
・不安、意味不明な言動、不穏


これらはショックの初期症状です。

今回は止血法について簡単にまとめてみました。

万が一の時のために是非覚えておきましょうね。

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